ゴルフ練習場の経営状態はどのようになっているのでしょうか。
昔に比べるとゴルフ人口は増えているような気がします。
若い世代やジュニア、女性などのゴルフファンも増えているはずです。
一方でゴルフ練習場の価格競争もあります。
薄利多売でしのげるほど、ゴルフ練習場の設備は安くありません。
機械化を進めても、それが売上に直結しないのです。
2011年度は東日本大震災の影響もあり、全国的にゴルフ練習場の経営は厳しかったようです。
また、景気低迷による不振も少なからず影響を受けています。
ゴルフ練習場が単に練習場所を提供するだけでは、お客を集めることができない時代になってきたのではないかと思います。
もっと積極的にアピールするものが必要なのです。
いくつかのゴルフ練習場ではターゲットを絞ったゴルフレッスンを実施しているところもあります。
初心者や女性専用、年齢別と言ったことです。
上手な人はそれなりに、初心者に懇切丁寧に指導することで、ゴルフ人口を増やすことができるのです。
また、ファミリーを対象として割引制度を設けたりすることも有効でしょう。
子どもがゴルフを始めることによって、確実に市場が広がるのです。
このような取り組みは一部のゴルフ練習場だけでは十分な効果は得られません。
業界が協力していくことが大切ですね。
もちろん、一部ではお客の取り合い状態となっているケースもあるでしょう。
日本全体を見ると、九州地方はある程度売上が伸びています。
他の地域も震災の影響がなくなって来れば、持ち直すのではないかと考えられています。